需要率

じゅようりつ

 

需要率とは、設備の合計容量に対する設備の最大需要電力量の割合を表したものです。電験三種では、負荷率や不等率と合わせて登場することが多く、次の計算式で算出されます。

需要率(%)=最大需要電力/設備全体の容量 ×100

例えば、建物の設備全体の容量が1,000kVA、最大需要電力が900kVAの場合、需要率は90%となります。電気機器は1日中使われ続けているというわけではなく、全ての機器が最大負荷で稼働していることもないため、需要率は1よりも小さくなるのが特徴です。

また、需要率とあわせて登場することの多い負荷率・不等率が表すのは以下の通りです。

負荷率:契約電力(kW)に対して、1年間でどれくらいの電力量(kWh)を使用したか表す割合
不等率:合成最大需要電力と個々の需要家の最大需要電力の関係を表したもの

それぞれの違いを把握し、問題が出題された際に迷わず解けるよう対策しておきましょう!

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