こうあつふかかいへいき
高圧負荷開閉器は、変圧器やコンデンサなどの高圧機器・回路の開閉を目的として設置される電気機器のことです。、LBS（Load Break Switch）とも呼ばれます。
LBSは、容量300kVA以下の変圧器の上位に設置されるのが特徴です。基本的には負荷電流の開閉しか対応していないため、短絡電流・過電流が生じた際に回路を遮断する役割は持っていません。そのため、短絡電流・過電流発生時に回路を遮断するために限流ヒューズ付モデルが採用されやすい傾向にあります。
また、主遮断装置に限流ヒューズ付LBSを採用している受変電方式をPF・S形と呼びます。一方で、主遮断装置にCB（高圧交流遮断器）を採用している受変電方式はCB形と呼ばれます。CB形では、継電器が短絡電流・地絡電流を検知し、信号を送って真空遮断器（VCB）の開放を行います。真空遮断器の上部では断路器が設置され、点検の際に回路を確実に切り離して安全性を高める仕組みです。
PF・S形、CB形受変電設備の違いについて把握しておきましょう。