短絡電流

たんらくでんりゅう

 

短絡電流とはその名の通り、短絡時に流れる電流のことです。短絡とは、電気が流れている導体同士が何かしらの原因で接触し、負荷抵抗が電線抵抗のみになった状態を指します。ちなみに、電気が大地に流れる(漏電)などの場合は地絡と呼ばれます。

短絡電流の計算式は、以下の通りです。

I=√(k²×s²)/t
※I:短絡電流(A)、k:絶縁材料の係数(A/mm²)、S:導体の断面積(mm²)、t:短絡時間(s)

また、受変電設備では短絡電流や過電流が生じた際、継電器が検知して遮断器を動作したり限流ヒューズが溶断したりして回路を解放させます。遮断器(真空遮断器や気中遮断器など)が主遮断装置の受変電設備はCB形、限流ヒューズ付高圧負荷開閉器が主遮断装置の受変電設備はPF・S形と呼ばれます。

短絡電流とは何か、受変電設備の種類分けについても把握しておくと電験三種の問題を解きやすくなるでしょう。

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