磁束密度

じそくみつど

 

磁束密度とは、単位面積当たりの磁力線の束の数(密度)のことです。電気力学では、磁場を表現する際に仮想的な線を活用しており、この線は磁力線と呼ばれます。

同じ面積の磁場で考えた場合、磁力線の数が多いほど磁力は強くなり、数が少ないほど磁力は弱くなります。また、同じ磁力線でも単位面積が小さいほど相対的に磁力は強くなるのが特徴です。

磁束密度の単位としては、ガウスとテスラの2つが多く使用されます。テスラはSI単位(国際単位系)における磁束密度の単位です。一方で、センチメートル・グラム・秒単位系(CGS単位)系ではガウスが単位に用いられます。関係性としては、1テスラ=10,000ガウスです。

磁束密度は、磁場の性質を理解する上で非常に重要な存在です。電験三種の理論で登場する内容なので、十分に対策して磁界の問題に備えてみましょう。

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