速度変動率

そくどへんどうりつ

 

速度変動率とは、水力発電の負荷が変わった場合における回転の上昇値と定格時の回転数の比率を表したものです。以下の計算式で求められます。

δs(%)=(Nm-N1)/Nn ×100
※δs:速度変動率(%)、Nm:変化時の最大回転数(min-1)、N1:変化前の回転数(min-1)、Nn:定格回転数(min-1)

速度変動率の値が小さいほど、負荷に対して回転速度の変化が少ないということなので安定した運転か可能になります。

また、速度変動率と類似した言葉に速度調定率があります。速度調定率とは発電機の負荷を変化させた際の「発電機出力の変化の割合」と「発電機の回転速度の変化の割合」の比を表したものです。

どちらも電験三種の問題で出題されることがあるため、違いを把握しておくとよいでしょう。

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