せいげんはこうりゅうのじっこうち
正弦波交流の実効値とは、実際に仕事する際の回路の値を表したものです。正弦波交流の実効値は、1/√2=0.707…で求められます。
例えば、100Vの正弦波交流回路の場合、実効値は100×1/√2=70.7(V)となります。また、正弦波以外の波形における実効値の値は以下の通りです。
・半波整流波:1/2=0.5
・全波整流波:1/√2=0.707…
・三角波:1/√3=0.577…
・方形波:1
・直流:1
このほか、波形に関する分野では平均値や波形率、波高率などの言葉が登場します。平均値はその名の通り、波形の平均の値を指す言葉です。波形率と波高率に関して言葉は類似していますが、波形率は実効値と平均値の比、波高率はピーク値(最大値)と平均値の比なので少し異なります。
正弦波交流の実効値を含め、波形などの問題は電験三種の理論分野で登場します。特性を理解した上で問題に備えましょう。