高圧キャビネット

こうあつきゃびねっと

 

高圧キャビネット(ピラーボックス)は、電力側の設備、需要家側の設備を収納して責任分界点をわけている箱のことです。電柱で高圧受電の引き込みを行わない地域にて開閉器などの機器を収納する際に使用されます。

高圧キャビネットが必要になるのは、以下のパターンです。

・地中配電エリア
・景観・施工上電柱を設置できないエリア

地中引込(地中から電力を供給する)の場合、高圧キャビネットが設置されます。電力を供給する際に設置される電柱が設置できない場合に関しても高圧キャビネットが設置されて地中引込による受電が行われることがあります。

高圧キャビネット内では、UGS(地中線用負荷開閉器)やDS(断路器)などが設置されます。ちなみに、電柱の上に設置される負荷開閉器などはPAS(気中負荷開閉器)などです。どちらも電気事故が生じた際の波及事故(広範囲に長時間の停電事故を引き起こすこと)を防止する役割を持ちます。

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