高圧カットアウト

こうあつかっとあうと

 

高圧カットアウトとは、電気を遮断したり変圧器・コンデンサの過負荷を保護する目的で使用されます。基本的に、カットアウト本体・フタ・ヒューズの三要素で構成されています。

高圧カットアウトの形状に関しては、主に以下の2つです。

・箱型カットアウト:磁器製の本体とフタで構成された高圧カットアウト。ヒューズは内側に取り付けられており、溶断時は赤色の溶断表示が飛び出す。キュービクルや電気室で利用されることの多いカットアウト
・筒状カットアウト:縦に長い円筒状の高圧カットアウト。雪が乗りにくかったり耐震性に強かったりなどの特性を持っており、ヒューズが溶断すると筒が下に下がる。電柱や電鉄用給電線に多く利用される屋外特化のカットアウト

高圧カットアウトの本体は、絶縁性の高い磁器で作られています。フタを開けることによって回路を開放(切り離す)ことが可能です。ヒューズに関しては、短絡電流(短絡によって流れる電流)を溶断されるために使用されます。高圧カットアウトの仕組みについて把握しておくとよいでしょう。

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