電磁力

でんじりょく

 

電磁力とは、磁界と電流の相互作用によって生じる力のことです。

永久磁石(一定方向に磁場を発生させて磁力を長時間保持できる磁石)ではN極からS極に磁束(磁力線)が向かっています。このとき、永久磁石の磁界内に導体を置き、導体(電気を流しやすい物質)に電流を流すと力が生じます。この力が電磁力と呼ばれるものです。

電磁力や磁束、力の向きを知る法則として「フレミングの左手の法則」があります。左手親指・人差し指・中指をそれぞれ直角に開いたとき、親指が電磁力、人差し指が磁束、中指が電流の向きを表します。

また、導体に電流を流すことで生じる磁界の回転方向は、「アンペアの右ネジの法則」で把握できます。右手親指を電流方向に合わせたとき、残りの指が握り込む回転方向(ドライバーでねじを締める方向)が磁界の回転方向です。

電磁力に関しては、電験三種の問題でも登場する可能性があるため、十分に対策しておきましょう。

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