電束密度

でんそくみつど

 

電束密度とは、単位面積当たりの電束の数のことです。記号は「D」で表され、単位は(C/m²)となります。

電束密度を理解する上で大切なのが、電束がどういったものか把握することです。まず前提として、電界の様子を実際に目にすることはできません。そこで、電界の様子を表すために仮想的な線が用いられますが、この線が電束と呼ばれます。

電束の性質は、以下の通りです。

・正電荷から電束が出て負電荷に電束が入る
・電束は途中で分岐したり途切れたりしない
・電束は互いに交差しない
・電束の方向は電界の方向を表す

また、電束は正電荷から球面上に出るため、電荷を球の面積で割ることで求められます。球の面積は、S=4πr²で算出可能です。
球の面積から電束密度を求めると以下のようになります。

D=Q/S=Q/4πr²(C/m²)

電束の特性や電束密度の公式は電験三種の理論科目で登場するため、十分に理解して理論の点数に繋げましょう。

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