電力

でんりょく

 

電力とは、電気回路に流れる電流と回路にかかる電圧の積のことです。単位時間当たりのエネルギーを表しており、Pで表記されます。計算する場合はの式はP(電力)= V(電圧)✖ I(電流)で、用いられる単位はワット(W)です。

例えば、電圧が100V・電流が15Aの場合、電力は100×15=1,500Wとなります。実際には、コンセントやブレーカーの定格に合わせて何Wまでの家電を利用できるかなどで計算されるのが特徴です。先ほどの式の場合、コンセントやブレーカーの定格が15Aなので、1,500Wまで家電を利用できるといった使われ方です。

また、電力とよく似た言葉に電力量があります。電力量は、電気に時間を掛け合わせたもので、Wh(ワットアワー)またはkWh(ワットアワーの1,000倍)で表記されるのが特徴です。

例えば、消費電力1,000Wの家電を1時間利用すると、消費電力量は1kWhになります。電力と電力量の違いを把握し、電験三種で出題される問題に備えておきましょう。

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