避雷器

ひらいき

 

避雷器とは、雷によって起こりうる電気・電子機器の故障・不具合を防ぐための機器です。工場・ビル・病院・電柱の上部などさまざまな場所に設置されており、地域の電気的なトラブルを守っています。

落雷(雷が落ちることで生じる電気)による電流は非常に大きく、落雷箇所の周辺では雷による一時的な過電圧・過電流(雷サージとも呼ばれるもの)が生じます。雷サージは、電源線・通信線を通じて建物内に侵入し、一時的な過電圧・過電流によって電気・電子機器にトラブルを影響を及ぼすのが特徴です。雷サージによる故障・不具合を防止するため、避雷器が用いられるというわけです。

また、避雷器とよく似たものに避雷針があります。避雷針は、雷から建築物を守るためのものなので、電気・電子機器を雷から守る力はありません。似て非なるものなので、違いを把握しておくとよいでしょう。

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