かくしゅうはすう
角周波数(角振動数・円振動数)とは、1秒あたりにおける位相の変化量を示すもので、単位にはrad/s(ラジアン毎秒)が用いられます。
角周波数を理解するためにはまず、周波数が何かを知っておく必要があります。周波数とは、1秒間に波が何回振動する(繰り返す)のか数値であらわすものです。記号・単位には、f(Hz)が用いられます。
角周波数の場合、周波数と違って「何回」ではなく「何rad」かで考えます。難しいことは省略しますが、周期(波が上下すること)1回=2π(rad)です。2πに関しては、周期を単位円で考えた際、1回=1周=360℃=2πとなるためです。
角周波数ω(rad/s)は、次の式で求められます。
ω=2πf
つまり、周波数は角周波数を2πで割ることで求めることが可能です。電験三種でも必要となる知識なので、覚えておくとよいでしょう。