碍子

がいし

 

碍子(がいし)とは、電気の絶縁・電線を支えることを目的に設定される器具のことです。電柱や鉄塔の上にある白い器具が碍子なので、意識するとすぐに見つけられます。

碍子がない場合、電気は鉄柱などから地面に漏れる(漏電する)ため、送配電が成り立ちません。そこで鉄塔や電柱に碍子を使用し、漏電を起こすことなく電線を支え、電気を供給しているというわけです。

ただし、碍子は屋外に設置されるため雨や風、雪や潮風などの自然環境にさらされ続けます。そのため、長期間使用すると塩分やほこりなどの汚れが蓄積し、絶縁性能(電気を通さない性能)が低下します。絶縁性能が低下するのを防ぐため、碍子に深いひだを設けることで汚れによる絶縁性能を防いでいる場合もあるのが特徴です。

碍子に関する問題は、電験三種の電力などで登場します。十分に知識を身につけて問題を解けるよう備えておきましょう。

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