変圧器の負荷分担

へんあつきのふかぶんたん

 

変圧器の負荷分担(並行運転)とは、変圧器の容量を増加させることを目的におこなわれるものです。変圧器の運転台数を制御することで負荷の増加に対応し、効率的な運転を図ります。

並行運転している変圧器が分担する負荷は、インピーダンスに逆比例します。インピーダンスとは、交流回路における電気抵抗の値を表したものです。

例えば、2台の変圧器A・Bがある場合、%インピーダンスをそれぞれ%ZA・%ZB、負荷の容量をP(MW)とすると、負荷分担は以下の式になります。

・PA=P× %ZB/(%ZA+%ZB)
・PB=P× %ZA/(%ZA+%ZB)

基準容量換算した%インピーダンスが大きいほど負荷分担は小さいのが特徴です。

変圧器の負荷分担は電験三種の計算問題で登場します。慣れると解きやすい問題でもあるため、点数を稼げるようにしっかりと対策してみましょう。

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