インタビュー

技術者は、選ぶことができる立場。 僕を僕として評価してくれるこの仕事に、デメリットは正直感じません

2021年10月入会

S.M さん

S.M さん

電気主任技術者の仕事の魅力を教えてください。

正直、この仕事って向き不向きはあると思うんですよ。

一般的な会社員のように、9時から17時で働く、というわけではなく、自分で自分の時間を最大限に活用しながら考えて動く必要がある。

だから、自由な分、その自由をうまく扱えない人にとっては少し辛かったり、こんなはずじゃなかった…なんてサラリーマンに戻ったりする人もいて、なかなか大変なんじゃないかなって思います。

でも自分にとっては、その自由や裁量の大きさがマッチしたと感じています。自分でもとんとん拍子でうまくいっている自覚があります。

始めてから、どのように軌道に乗ったのですか?

僕の電気主任技術者のスタートは、2021年10月でした。

それまでは、会社員として電気関係の仕事を20年程していたのですが、そのとき所属していた設備管理の部署が、管理会社の変更により解散になることになりました。

そして、同僚上司含め部署全員が違う管理会社にいくか、別部署に移籍するか、を打診されました。実はそのとき、辞めて独立しようかと思っていたタイミングだったので、神のお告げが聞こえた気がして、独立する、という選択をしました。

そして、JHKに入会してすぐ、20件くらい案件をいただいて、半年くらいでどんどん増えていき、あっという間に受託上限がいっぱいになっていきました。1年後にはもうこれ以上受けられないくらいになっていたので、少しずつ整理をしながら整えていきました。

普通の会社員だったら、仕事は選べないし付き合う人を選ぶことだってなかなかできませんが、技術者はどちらも選ぶことができる立場です。だから、少しずつ自分にとって心地いい形で仕事をすることができるようになっています。

JHKの仕事も、整理するときにいくつか手放したものがあります。本当は手放したくない案件もあったのですが、JHKは他の協会と比べても技術者を大切にしてくれ、新しい人もどんどん加入している状況でしたので、僕の仕事を回して助けてあげられればと、そういう意識でいつも整理させていただいてます。

世の中にはなかなか手放させてくれない協会がある中で、ちゃんと要望を聞いて、すぐ対応してくれるJHKには頭が上がりません。

だから、もしJHKに何かあれば、言っていただければいつでも助けになりますよ!

選べる立場の技術者。どんなところと働きたいですか?

技術者自体が減っているので、取り合いをしているような現状の中、どんなところで働きたいかといったら、当たり前ですけど、ストレスを感じなくて、報酬がよくて、人間関係が悪くないところがいいですよね。

そういう意味では、JHKはやっぱりいいと思います。

本部のスタッフとは詳しい話がちゃんとできるので、すごくやりやすいですし、雰囲気もいいです。そして、報酬もいいと思います。他と比べて2~3割くらいいいかなぁ。

いろんな保安法人がある中で、JHKは、選ばれるための努力をすごくしているなぁと思います。だから僕も、周りの人に「JHKいいよ」と伝えているんですよ。

この仕事をやってきて、よかったことはありますか?

やっぱり、今までの知識や経験を使ってうまくトラブルを解決してお客様が喜んでくれることじゃないでしょうか。

この仕事の真価が問われるのはトラブル対応のときだと思っているので、そこで期待以上の対応ができるとお客様に信頼され喜ばれ、解約しようとするとやめないでくれと懇願されたりして。
すごくうれしい反面、なんて答えたらいいのか…と困ることもありますが、電気主任技術者としての僕を見て、僕を評価してくれて、必要としてくれている。そして契約を続けたり、値上げをしてくれたりする…。

こういうのって、本当にやりがいにつながりますね。

毎日のスケジュールを教えてください

大体、1件目を10時スタートに設定していて、15時頃には終わらせるようにして1日に3~4件回っています。完全なお休みは4~6日くらいでしょうか。

ありがたいことに、忙しくさせてもらっています。
始めたばかりのころのスケジュールはすっからかんだったことを考えると、感謝ですね。

休みのタイミングも、出勤するしないも、自分で決められるので、自分はもう会社員には戻れない、と思います。

これからの目標を教えてください

自分は、X(旧Twitter)で、電気主任技術者として活動したい人からの質問とか、進路相談に乗ったりしているのですが、いろんな人の話を聞くうちに実務経験を積むことができるような場所を将来的に作りたいと思うようになりました。

この業界って、昔は実務経験を積むのに20年といわれていたのが今や3年で独立が可能になりました。技術者不足の中で、即活躍できることはうれしい反面、20年かかっていたものを3年で獲得するのはどうしても難しいですよね。

万が一のトラブルのとき、例えば深夜で、先輩を呼ぼうにも深夜だから出ない、そうこうしているうちに消防や警察が来て、どう対応したらいいのかわからずパニックになっちゃう! なんてことはゼロではありません。そういう人のための修業ができる場所を作っていきたいと思っています。

これから電気主任技術者を目指す人に一言!

向き不向きはあると思いますが、最悪向いていなければサラリーマンに戻ればいいので何も心配はいらないと思います。

正直、自分の中でデメリットはないんですよねぇ…。

一番言われているのが技術者不足の問題で、まさに業界は売り手市場まっただなかです。お客様だけではなく保安法人各社も技術者を血眼になって探している状況です。

そんな状況ですので、仕事があるか不安だとJHKに相談すれば、案件をあっという間に用意してもらえるので、生活面はしばらく大丈夫!

書類関係もお願いできますし、自分でやるときの申請手続きをやるときも、僕も何度も質問しましたが、やり方を教えてくれます。

実務的な不安はあると思いますが、ぶっちゃけ、やっていくうちに勝手にできるようになります。分からないことは、現場で素直に聞く、一人の時でも例えば電話や動画を送るなどして助けを求めれば、必ず助けてくれます。

僕も、経験が浅いときはJHKの人に現場に連れて行ってもらっていろいろ教えてもらいましたよ。

もっと技術者を増やしたい、という気持ちは僕個人としてはあるけど、強制することはできません。
でも、もしあなたにそのチャンスがあるのなら一歩を踏み出してみてもいいのではないでしょうか。

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