ゆうどうせいりあくたんす
誘導性リアクタンスとは、コイルのリアクタンスのことで「XL」で表記されます。リアクタンスとは、交流回路における電気の流れにくさを表したものです。
リアクタンスは、交流回路において電流の流れを進めたり遅らせたりする効果があります。コイルなどの誘導性リアクタンスにおいては、電流の流れを遅らせる効果を持っているのが特徴です。
誘導性リアクタンスは、以下の式で求められます。
XL＝ωL＝2πfL（Ω）
※ω：角周波数（rad/s）、f：周波数（Hz）、L：コイルのインダクタンス（H）
コイルのインダクタンスは、コイルの巻き数や形によって決まります。周波数に対しては比例の関係にあるのが特徴です。
また、誘導性リアクタンスと類似したものに容量性リアクタンスがあります。容量性リアクタンスは、コンデンサのリアクタンスのことです。それぞれの違いについて把握しておきましょう。